雑記ーあんなもの こんなもの
ノルウェーで撮影はしたものの、これまでアップしたどの記事にも含めることができず、PCのマイピクチャに保存したままになっていた写真の一部をここにアップします。
1)ボードーのO実家で飲食したもの
写真左上から時計回りに:
blåbærsaft:義理の母が昨年スリトイェルマの山小屋周辺で大量に収穫し、冷凍保存していたブルーベリーを解凍、小鍋で煮立てて網で漉して作ってくれたブルーベリーのジュース
rørt syltetøy: 果物を砂糖と一緒に攪拌しただけの、加熱ナシで作ったジャム。果肉の食感とフレッシュな果物の風味の両方が楽しめるジャムです。HSは帰省中、マーガリンを塗ったパンの上にこのジャムを塗ったものを、大きな口をあけて美味しそうに食べていました。
kaviar: 日本で<キャヴィア>というと、チョウザメの魚卵を意味するのが一般的かと思われますが、ノルウェーやスウェーデンでkaviarというと、タラの卵を燻製・ペースト状にしたものがポピュラーです。写真のようにチューブ入りで売られていて、夫の家族はパンに乗せたゆで卵のスライスの上に絞り出して食しています。塩味がするので卵と合って美味しい、と家族は言いますが、Oはなぜかこれがとても苦手。「イクラやマサゴなら美味しく食べられるんだけれどなあ」 要するにタラコですので私は食べられますが、ご飯には合わない味かも。
leverpostei: レバーペースト。私自身はオスロ時代に貧血に悩まされたこともあって、鉄分を摂るためにいつもレバーペーストを買って食べていました。HSは今回の帰省時に初めてトライしたのですが、口に合ったようで、毎朝喜んでペーストを塗ったパンを食べていました。
makrell i tomat: サバのフィレを細かくしたものが濃厚なトマトソースに漬けてあります。HSのオメガ3摂取をなぜかとても気にしている(!!)義理の母がスーパーで大量に買ってきたのですが、HSは一口食べるとその後は口を引き結んで断固拒否。NYでもサバは好きで食べているHSなのですが、塩焼きなど和風の調理法が殆どですので、トマトソース漬けは慣れない味だったのかも知れません。私は大好きですので、HSが食べなかったものを毎日美味しく頂きました。
2)銀のカトラリー
Oの実家帰省中、食事の席でHSが毎回使わせてもらっていたのは、義弟Mがその昔使っていた銀のさじとフォーク。義弟Mの誕生祝に家族から贈られたもので、ノルウェー民話のbukkene bruse(さんびきのやぎの がらがらどん)に登場する3匹のやぎがモチーフになっています。ちなみにHSも誕生祝に日本の父方の叔母家族からシルバーのベビースプーンとフォークを贈ってもらいました。HSの名前もちゃんと彫り込まれているのですが、ミドルネームである日本名です。
3)ヴィンテージの子供用ロッキングチェア
O実家の居間で、子供用ロッキングチェアに腰掛けてbarnetv(子ども番組)をみるHS。この椅子、義理の母も子どものころに座っていたのですが、同じく幼年時代にこの椅子を使っていた親戚の女性から義理の母家族が受け継いだものらしく、かなり古い椅子と思われます。座席部分がわら編みになっていて、いかにも座り心地が良さそうです。シンプルで美しい子供椅子、<お持ち帰り>したくなるぐらいでしたが、義弟たちにも将来こどもが生まれるかもしれませんし、家族皆で大切に使うのが一番いいですよね。
4)図書館
ボードー帰省中は雨天も多かったのですが、外出もせずに一日中家にこもっているのもストレスですし、同じ屋内でも環境を変えてあげたほうがHSも喜ぶのではないか、と数度HSを地元図書館に連れて行きました。Barnebokavdeling (児童書・絵本コーナー)が意外と充実していて、まだ2歳のHSにも読み聞かせできるような、シンプルなテクストの絵本が何冊も。一度に5,6冊借りていき、その中で特にHSに反応がよかったものを書店で探して買って行きました。私が個人的にとても気に入ったのは、Kari Grossmann著のlillesøster(妹)シリーズ。ノルウェーの家庭生活や幼稚園生活についてが文章やイラストからとてもよく伝わってきますし、第一次反抗期も真っ盛りのlillesøsterが何事につけてもnei! nei!と大声で叫ぶ姿が我が家のHSとも重なって、思わず微笑んでしまうのです。
5) 小さなブーケ
ロフォテン諸島のEggum村で、パッパと一緒に野の花を摘んで私に手渡したところ、私に大感激されたHS。
私に花を摘んで渡す=私が喜ぶ、の公式がHSの中で出来上がったようで、野原に遊びに行くたびに花を摘んでは「まんま おはな!」と渡しに来てくれます。写真の花はカモミールかな? 根っこまで抜いてしまったので、下にまだ土が沢山ついているのがご愛嬌です。
6)ギター
O実家に置いてあった古いギターを見つけて、HSにノルウェー童謡を弾き歌う夫O。このギター、Oたち兄弟がまだ幼かった頃、義理の父が「ギターで伴奏をつけながら息子たちに歌ってやりたい」と、自らギターを買い、マニュアルを読みながらギターの弾き方をゼロから学び、最終的には弾けるようになった、という逸話のある楽器です。Oの通った地元中学校の音楽のクラスではギターの練習が必須だったそうで、昔取った杵柄(?)、今でも弾くことができます。「Irisjentaの誕生日プレゼントにギターを買ってあげようか」とNYCに帰ってきてから言われ続けているのですが・・・今の私には練習する時間とエネルギーがないかも知れません・・・
by jentene_i_nyc
| 2010-08-10 12:24
| ノルウェー帰省2010
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