Halcyon Days

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The Dugnad

一昨日は私たちの属する住宅協同組合のdugnad(共同作業)の日でした。私たちの住む建物とその隣の建物2棟の住人が集まって、中庭や建物地下などの共同スペースからごみを運び出したり、中庭の草取り、花壇への植物の植え込みを行いました。

 19世紀末に建てられた私たちの建物、木製の階段や高い天井と窓、クラシックなつくりがとても気に入っており、大工仕事が得意な義父にも手伝ってもらって、居間の壁に木のパネルを張るなど、各部屋に手を加えて快適に暮らしているのですが、住人共同の空間である中庭の荒れようには以前から不満を抱いていました。花壇や駐輪スペースには雑草がはびこり、ガーデンテーブルの上に置かれているタバコの吸殻入れには誰かが食べたハンバーガーやサンドイッチの包み紙が押し込まれていて、肝心の吸殻はテーブル周辺や花壇に捨てられていて・・・ 常々悲しく感じていました。

 中庭が大事にされておらず、見た目にも雑然としているから、そこを利用する人々も庭をまるでゴミ捨て場に扱うのではないかとずっと考えてきました。花壇の雑草とりをし、きれいに花でも植えれば、庭を訪れる人の庭に対する印象や態度が変わってくるのではないかと夫婦でも言っていたのですが、一応は住人の共有の場、私たちの一存で大幅に手を加えるわけにもいきません。結局夫が住宅共同組合の自治委員会の委員に立候補し、ミーティングで中庭の改善を議題にあげたことで、ようやく物事が動き出しました。まずは花壇を美しくすることが最優先事項となり、共同作業の日にちも決定。どうやら中庭の惨状に心を痛めていたのは私たち夫婦だけではなかったようで、夫が私とふたりでガーデニングセンターに行って花壇に植える植物を買ってくると言うと、同行したいという女性も現われ、3人で和気藹々と色々な植物・肥料その他ガーデニング用品を選んで帰ってきました。今回買った植物は、蔓バラ、つた、デルフィニウム、ラベンダー、ゼラニウム、小菊、アスチルベ、アネモネなどなど。運転していったヴァンの荷台が一杯になるほど買い物をしてしまいました。

 共同作業の日に向けて、庭プロジェクトの提案者の夫は本当に頑張りました。1週間半前に全住人に共同作業のお知らせをメールで送付、二日前にリマインダーを送付、そして前日にはリマインダーのプリントアウトを各部屋の郵便受けに入れて周りました。前回オスロ暮らしをしていたとき、住んでいたフラットの<共同作業の日>の出席率の悪さには唖然とするばかりでしたが、一昨日は夫と私を含め、10数人の住人が集まりました。『君と僕に加えて、だれかひとりでも作業を手伝いに来てくれたら嬉しいね」と度々言っていた夫。小さな小さな住宅協同組合から10人以上参加、嬉しい悲鳴でした。

 学生からお年寄りまで様々な年齢層のひとびとが黙々と作業に取り組み、ものの数時間で、花壇とガーデンテーブル周辺の空間が生まれ変わりました。娘のHSも、NYCはブルックリンの植物園から取り寄せた、子ども用のガーデニングセットの道具を使って、植物を植えるための穴を掘ったり、肥料をまいて土をならしたり。花壇の土の中から出てきたミミズやダンゴムシを手のひらに乗せて観察したり、庭での時間をとても楽しんでいました。私たちは私たちで、同じ建物に住んでいても普段は滅多に言葉を交わすことのない他の住人とお知り合いになる、貴重な時間をもつことができ、有意義なときを過ごすことができたと感じました。

 労働のご褒美はピザとビール。グルテン不耐症の私は残念ながらどちらも口にすることはできませんでしたが、喉を鳴らしながら嬉しそうにビールを飲んでいる皆さん、そして口いっぱいにピザを頬張っているHSの姿を眺めながら、心からの充足感を味わったのでした・・・

 


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by jentene_i_nyc | 2012-08-12 03:44 | Life in Norway

新学期

先週末でHの夏休みも終わり、月曜日からまた幼稚園、Hは進級して園では一番大きな子どものクラスに移動しました。前のクラスでもお世話になっていた、ラトヴィア人の先生がHの担当、そして普段からレゴや砂場で一緒に遊んでいる大好きな友達S君も一緒に同じクラスに上がったので、Hも大きな変化に戸惑うこともなく、意気揚々と園に通っています。

私も来週のはじめから、ある事情で生活パターンががらりと変わることになりそうで、まだ時間があるうちに、とこの1ヶ月ぐらい、読みたい本を集中して読んだり、ソーイングに時間を費やしたり。短い北欧の夏に、そんなに何枚も子どもの夏服が必要なのか、と自分でも可笑しくなるぐらい、Hの服を縫いました。一昨日仕上げた1枚、三好綾子さんの『簡単お裁縫生活』に載っていた、肩紐がリボンのワンピースです。型紙要らず、あっという間に出来上がりましたが、Hに試着させてみると、とても夏らしく涼しげ。昨日、ロフォテン諸島からオスロ訪問中の遠縁の親戚が我が家に遊びに来たのですが、「これ欲しい!」と半分以上本気で言われました・・・ 重ね着もできそうですし、来年の夏に同じ型のワンピース、もう1枚作ろうと考えています。


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先週末、友人カップルの結婚式に出席のため、夫と私はスウェーデンのÅmål(オーモール)という町に行ってきました。レンタカーを借りて、オスロから東へ約3時間の運転(運転はもちろん夫です)。結婚した友人(お母様がノルウェー人、お父様がスウェーデン人)は夫と高校時代からの長い付き合いで、奥様となった女性とは9年の交際期間を経てゴールイン。交際、といっても、8年前から一緒に住み、可愛いお嬢さんもふたりいて、籍を入れる前から夫婦同然だったのですが。

年金生活に入ってノルウェーからスウェーデンに移住したお母様の住む町Åmålで挙げられた結婚式。小さいながら雰囲気のある公園で執り行われた入籍式も、その後ホテルで催されたウェディングディナー、そしてファーストダンス、全てが素敵でした。新郎・新婦ともに、私が最初にノルウェーに移住してきて以来の古い友達、結婚式に招待してもらい、とても嬉しかったです。ディナーでは夫がディズニーの<白雪姫>の映画でヒロインが歌う"Someday my prince will come"をジャズアレンジでピアノ演奏したのですが、いつもはクールな新郎がこのとき少し目を赤くしていて、演奏後に夫をがっしりハグしていたのは、私もこの先決して忘れられないだろうと思います。O&S、そしてI&Yちゃん、家族揃って本当におめでとう。

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 新郎のお母様と私、妙に話が合って、以前オスロに住んでいたときは、一緒に市内のあちこちのカフェでお茶しましたが、6年ぶりの再会、式の翌日にはお宅にも招待していただいて、ハウスツアーもしていただきました。とても審美眼のある方ですが、スウェーデンのロッピス(蚤の市)で手に入れたという、シルバーのコーヒーポットが特に私の心に残りました。お元気そうで本当によかった。

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・・・そんなことでこの夏、スウェーデンに2度も足を運ぶことになりました。結婚式式出席の関係で私と夫の不在中、HSの世話をしてくれた北ノルウェーのお義母さん・お義父さんに心から感謝します。
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by jentene_i_nyc | 2012-08-09 07:32 | Life in Norway

北欧・ノルウェーの首都に住んでいるirisjentaの徒然日記。学生生活・育児生活・季節の行事その他雑記。
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